21世紀の自動車整備業
「A1工場」の厳しい経営実態が明らかに!
CS向上と売上拡大の両立に挑戦
埼玉県の日産販売会社の取り組みを追う
日産自動車は、かねてより「付加価値商品の拡販」を推進しており、これにともない、今回取材した埼玉県の日産ディーラー4社は近年、いずれも車検単価が伸長傾向にあるという。その一方で、各社とも「過度の単価アップによるCS低下」を懸念しており、手つかずの一般整備時に付加価値商品を推奨したり、メンテプロパックで接点拡大を図り、その都度最適な提案を実践するなど、「車検単価重視」から「客単価重視」への転換を急いでいる。
国内自動車販売の現状と課題
新車以外の固定費カバー率が向上
メンテパックが点検入庫に絶大な効果
自動車市場は保有台数が8000万台に迫る成熟市場となったことに加え、少子高齢化などの影響もあり、代替需要中心のマーケットとなった。そのため、今後大きな需要拡大が見込めないことから、新車販売に過度に依存しない収益構造の確立が求められている。このような観点から、近年ディーラーでは新車以外の部門による固定費カバー率の向上が課題の一つとなってきた。
このほど自販連がまとめた「07年版国内自動車販売の現状と課題」によれば、新車以外の固定費カバー率は前回調査より1.4ポイント増の75.0%となり、着実に伸びていることが分かった。その中でも、サービス・部品部門によるカバー率が上昇しており、その比重がますます増大していることも明らかになった。また、メンテナンスパックが一段と普及しており、それにともなって点検入庫率が大きく上昇し、一般整備や車検入庫にも好影響を与えていることも判明した。
特集:単価UPとCS向上の両立に挑戦1
日産自動車
「付加価値商品の拡販」を推進
特集:単価UPとCS向上の両立に挑戦2
埼玉日産自動車
メンテプロパックの加入率引き上げに注力
特集:単価UPとCS向上の両立に挑戦3
日産サティオ埼玉北
初回車検時にバッテリーと添加剤を積極提案
特集:単価UPとCS向上の両立に挑戦4
日産サティオ埼玉
メンテナンス商品を活用した接点拡大に注力
特集:単価UPとCS向上の両立に挑戦5
日産プリンス埼玉
車検単価重視から客単価重視へ戦略変更!
《ディーラールポ》
ネッツトヨタ中央大阪
CRイベントでサービス入庫が大幅増
トヨタ部品大阪共販
「快適空間T-ラウンジ」の展開を開始
《サービスニューウェーブ》
JBC大阪
保険代理店と提携し「直需」の開拓を図る
ボディコーティング特集1
タクティー
既販車向けボディコート剤の品揃え刷新!
ボディコーティング特集2
トヨタカローラ徳島
全数施工方針により100%近くの新車に施工
《カードクター&カーエステの美容整形病院》
ネットギア
カーケアのビジネス化に成功!
ウェッジブレーキチャンバの基礎知識
定期交換を怠ると走行不能に陥る恐れも!
現在、大型トラックで主流になっているウェッジ式フルエアブレーキで、「エキスパンダー」(本誌2月号に特集を掲載)とともに、カーメーカーにより定期的な交換・整備が必要とされている部品が「ウェッジブレーキチャンバ」である。
エアを圧縮してエキスパンダーを駆動するサービスブレーキと、万一、エアブレーキが効かなくなった時、強力なバネの力でブレーキをかけるスプリング式駐車制動装置の2つの機構で構成され、双方とも定期的な部品交換が必要である。しかし、ウェッジ式フルエアブレーキが本格的に採用されたのは03年からであり、定期交換部品としての認知度は低く、車両の走行安全性を確保する観点から交換率の向上が必要だ。重要保安部品である「ウェッジチャンバ」の基礎知識をまとめてみた。
補修用ガラス特集1
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