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EVの新たな潮流
カーボンニュートラルの実現に向けて
世界は「EV」(電気自動車)に走り出す
次世代自動車と言われたハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)。このうち、日本ではHVの保有台数が1千万台を超えて乗用車の6台に1台がHVになっている。一方で、それ以外の次世代自動車はほとんど普及していない。最大手のトヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーがHVに注力し、国もそれを後押ししてきたからだ。
しかし、カーボンニュートラルによって、その流れは大きく変わろうとしている。HVに代わって、今後の主役になるのは「EV」だ。すでに世界はEV化に向けて走り始めており、遅ればせながら日本もEV化の波に乗るべく、官民を挙げたEV戦略が動きだしている。ただ、今後EV化が進むと、補修部品需要を中心にアフターマーケットにも大きな影響が及ぶことは必至だ。近年のEV化を巡る潮流をまとめた。
《EVの新たな潮流1》
DeNA SOMPO CarlifeがEVをリース&シェア
《EVの新たな潮流2》
次世代自動車に対するユーザーの意識
転換点を迎えた純正用品ビジネス
自動車メーカー各社でナビのインライン化が進展
NEXTナビの最有力商品はボディコーティング!!
昨年度は、多くの自動車メーカーで用品の販売実績が前年割れとなった。純正用品の販売機会は主に新車販売時であり、昨今の半導体不足や世界各地の工場でコロナ禍による操業停止などの影響で車両の生産が滞り、新車販売台数の減少を余儀なくされたためだ。
とはいえ今後は、仮に車両の生産が正常化しても純正用品の売上が回復する保証はない。なぜなら、久しく純正用品(ディーラーオプション)の収益源を担ってきたナビのインライン化が進展しているためだ。
純正用品ビジネスは大きな転換点を迎えたと言える。
《乗用車メーカー部長インタビュー》
トヨタモビリティパーツ
日産自動車
ホンダアクセス
マツダ
三菱自動車工業
SUBARU
ダイハツ工業
スズキ
大型車メーカー・アフターセールス
上期のアフターセールスは前年並みで推移
需要増加の期待は高まるが懸念材料も
2022年もすでに6カ月が経過したが、新型コロナウイルスの感染収束は依然見通せない状況が続いている。ただ、経済活動は徐々にコロナ前に戻りつつあり、観光需要にも明るい兆しが見え始めている。こうした中で、大型車メーカーにおけるアフターセールスは前年プラスアルファで推移していることが本誌の取材で分かった。一方で、市場は回復に向かってはいるものの、懸念材料も表面化してきており、まだまだ予断を許さない状況が続きそうだ。
《大型車メーカー部長インタビュー》
いすゞ自動車販売
三菱ふそうトラック・バス
UDトラックス
補修部品の共同物流の最新事情
茨城ダイハツ販売の要望に
TMP・茨城支社が全社一丸で対応
トヨタモビリティパーツ(以下、TMP)は、2020年7月に「補修部品の供給において、自動車メーカーの垣根を超えて共同物流の検討を開始する」と発表した。以来、全国各地で既存の枠組みを越えた補修部品の物流体制構築に向けた取り組みが行われている。
TMP茨城支社と茨城ダイハツ販売による共同物流もその一環である。TMP茨城支社は昨年10月より、茨城ダイハツ販売の委託を受けてダイハツ純正部品などの出荷の仕分け作業と配送を行っているが、来年9月には第2ステップとして在庫保管や入出庫作業も担う計画だ。
全部協が「第9回通常総代会」を開催
カー用品店の「カーケア用品」販売が好調
新規ユーザーの増加で売れ筋商品が変化!
《盗難防止対策特集》
自動車盗難被害額が年々増加
盗難防止対策で愛車を守ろう
TMP・九州北部統括支社
ロックボルトの普及促進に注力
SIPのサイバーセキュリティ
新基準制定の背景と自動車メーカーの現状
トヨタのソフトウェアアップデート
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